posted by 福祉サービス係
昔は10月10日といえば体育の日でした
1964年の東京オリンピックの開会日が10月10日だったことから1966年から
「体育の日」として国民の祝日となりました
その「体育の日」もハッピーマンデー制度で2000年から10月の第2月曜になっていますね
それともう1つ10月10日は語呂合わせで「転倒の日」となっています
当然、転倒しようという日ではなくて「転倒に気をつけよう」という日です
高齢者にとって転倒は身近にあってかなり危険な出来事です
若い時はちょっと転んだぐらいなんともない事でしたが
年齢が進むにつれて骨が弱くなり少し転んだだけで骨折したりします
そもそも若い時は転倒すること自体少なかったのですが
高齢になって筋力、バランス感覚、反射神経の衰えとともに転倒の危険性が増していきます
骨折して何が困るかというと
入院しベッドで安静にすることによって骨折は治るものの筋力の低下が進み
ベッドから降りられない寝たきり状態になることです
寝たきり状態になると認知症になったり最悪はそのまま死亡に至るケースもあります
転倒防止の為には筋力トレーニング、バランス能力の向上訓練が大事なんですが
(具体的には片脚起立運動、ストレッチング、椅子からの起立運動)
日々の生活の中で中々継続するのは難しい様に思います
もし転倒したら直ぐに医療機関に受診し適切な処置を受ける必要があります
本人が痛みを訴えないから等そのままにしておいて後から大変なことになる場合も多いので
受診は必ずしておきましょう
転倒防止10カ条
1 足元の小さな段差に要注意
2 外出は時間に余裕を持って
3 悪天候、夜間の外出要注意
4 立ち上がり、急な動きは”めまい”のもと
5 人ごみやバス、電車であわてずに
6 階段は手すりを握って上り下り
7 転ばぬ先の杖
8 良い履物は身を守る
9 バランスよい食事と体力づくり
10 歩く前にストレッチ、背筋を伸ばしてゆっくりと
皆さんお気をつけて
2012年10月10日更新