posted by 福祉サービス係
まだまだ残暑厳しい毎日ですが川越町では早くも稲刈りが始まりました
個人的には雨が少ないと感じていましたが、見事に稲穂は頭をたれてくれました
昔の米作りを尋ねると、先ず田植えの時期がちがって6月に田植えをして10月に収穫
今はGW前に田植えをして8月のこの時期に収穫
2ヶ月ほど早くなっています、理由はイロイロとのことですが
昔は一家総出、近所の力も借りての大仕事で2、3日かかっていましたが
今は田植えも稲刈りも一人で機械を使っての半日仕事
確かにこんな炎天下に手に鎌を持って稲刈りしてたらたまったもんじゃありません
稲刈りだけでなく脱穀まで一度に処理する稲刈り機
田んぼは持っているものの自分たちでは何もしないで農協に任せてあるという家も少なくありません
昔は日本人の主食として不動の地位を確立していたお米ですが
年間の消費額で米はパンに抜かれてしまいました
昔は「みんなが食べるお米だから」という意識で近所の人も手伝うのが当たり前だった米作り
消費が減って「私が食べないものを何で手伝う必要があるの?」となりつつあります
悪い意味での日本人独特の奥ゆかしさで
人様の手を煩わすことなく家の中で完結したいとの思いが優先されています
農業に限ったことではありませんが
そんなこと等で地域との結びつきの場が減ってしまったのが現代だと思います
昔の地域交流は生活していくうえで自然に発生していたのですが
現在では積極的に交流していかないと
健康な人が生活していくには物理的な面での不自由は無いだけに
気がつけば一人ぼっちという状況にもなりかねません
幸い川越町は地域のお祭りや運動会等
外からみればまだまだ地域交流が盛んな町だと思うので
このつながりを大切にしていきたいと思います
2012年08月25日更新