posted by 地域包括 グループ
川越町社協地域包括グループでは、「認知症サポーター養成講座」を展開しています。
こちらでもお伝えしているように、今年度は各地区を巡回させていただいていますが、これまでも老人クラブさまや民生委員協議会さま、ボランティア連絡協議会さま等各種団体からご依頼いただき出講してきております。
昨年度は管内の金融機関さまよりご依頼いただきましたが、今回は警察署さまよりご依頼をいただき、先日、出講してきました。
警察には捜索願が出されますが、その数は多く、その中でやはり認知症が関係する案件もお少なくないそうです。捜索する範囲が小さければ小さいほど見つかる可能性が高まるので、警察の方も早く届けていただいた方がいいと仰ってみえました。しかし、まずは家族で探して、それでも見つからない場合に最後の手段として届けられることが多いのが実情だそうです。
そんな中、認知症のメカニズムや徘徊が発生する背景、その際の本人の状況やその対応の心構えなどをお話させていただき、改めて認知症に関する正しい理解を深めていただけたのではないか、と思っています。
メモをとったり、少しですがお話を聞かせていただいたり。ご聴講いただいた方、みなさん真剣な眼差しでした。
認知症の方の徘徊だけにとどまらず、警察との連携のもと支援を進めたり、対応したりする事例もたくさんあります。立場は違えど、同じ地域に関わる者同士。お互いに今回のことも連携をより深めていくための機会にしましょうと話し、警察署を後にしました。
2015年09月11日更新