posted by 総務地域グループ
先月の9月20日(土)、平成26年度知的障がい者(児)交流会を開催しました。
行き先は、ぶどう狩りと名古屋港水族館で、お昼はお楽しみのバイキングでした。
そして、今回の交流会は「トイレ」がキーワードでした。
トイレのおかげでバスの中が和み、「珍道中やな~」と笑いがあり、「楽しかった」と言って
いただくことができました。少し詳しくお話させてください。
一番最初の行き先のぶどう園では、
「今日のぶどうは巨峰です。1房500グラムあるみたいなので、みなさん、2房を目標にしましょう!」
と添乗員さんからの呼びかけにみなさん奮闘。
途中、様子を見に回ると「1房だけで精一杯。」「1房も無理やわ~。」とのこと。
確かにスーパーで見かけるものより大きくて立派だったので、お腹もたぷたぷです。
「トイレは必ず済ましてからバスに乗って下さいね」と言われましても難しいのです。
トイレに行っても「巨峰はほぼほぼ水分です」と聞いてしまったら、そわそわします。
次の目的地前で駐車場に入るのに渋滞。
頭の中で「トイレ」という単語がぐるぐるとわまり、余計にプレッシャーに・・・・
こうなったら駐車場に入る前にバスを降りてトイレにダッシュです。
安全確認してトイレまで走る走る。
そんな珍道中(!?)もいくつか経験すると、バスの中は和みます。
お昼のバイキングでもお世話好きな参加者さんが「これ食べな」と言ってデザートを
盛り付けて渡しているところを見かけたり、仲よく隣同士に座ったり。
最近ああでね、こうでね・・・と話に花を咲かせてあっという間にバスに戻る時間がきました。
ここでも「トイレ」問題はつきまといます。「トイレトイレ」と言いすぎたのかもしれません。
最終目的地の名古屋港水族館に行く前、結構大きな道路を走行中に「トイレって言ってる!」との声。
大変です。安全な場所に停車してもらって、トイレまでまた走ります!
バスの中からは「珍道中やな~」と笑い声。間に合って「よかったね~」との声も。
名古屋港水族館では、当初予定していたよりも短い時間しか滞在できませんでしたが、
イルカショーの時間になんとか間に合い、みんな揃って見ることができました。
音楽に合わせて体を揺らしノリノリで、アクロバティックなショーに「おー!!」と大きな歓声。
帰りのお土産屋さんでもノリノリのまま、みなさんたくさんのお土産ものを手にされておられました。
そして最後に奇跡が(!!)
名古屋港水族館から川越に戻ってくる間は「トイレ」問題からは解放され、無事何事もなく帰ってくることができたのです!
(ホッとしました・・・)
帰着前にご挨拶をさせていただくとき、「楽しかったですね~、どうでしたか?」と聞くと
みなさんにっこり「わはは」と笑ってくださいました。
バタバタとしたことも確かにありましたが、たくさんの仲間と一緒に、ああでもないこうでもないと
言いながらリフレッシュしていただくことができたのではないかと感じています。
ご参加いただきました方々、交流会開催にあたりご協力をいただきましたボランティアの方々、
どうもありがとうございました。
また、この交流会は赤い羽根共同募金配分金が充てられています。
ご協力いただきました皆さまに感謝致します。ありがとうございました。
2014年10月9日更新