岩手県大槌町を訪ねて。[居宅支援係のブログ]

岩手県大槌町を訪ねて。

北勢5町社協(川越・朝日・菰野・東員・木曽岬)の職員合計12名が2台の車に分かれて川越町いきいきセンターを出発したのは11月22日(木)の8時前。新東名から東北道に入りましたが、北上する程道は延々と続き、岩手県北上市に到着したのは21時前でした。

翌23日(金)は北上市から山を3つ程越え、遠野市・釜石市を抜けて2時間程で大槌町に入りました。大槌町に入ると町道の両脇にあった民家や商店は全て土台だけになり、土台に生えた草が冬枯れて風に揺れていました。新聞やテレビでよく報道されたホテルの上に乗っていた観光船「はまゆり」は船こそ撤去されていましたが、ホテルはそのままで太い鉄骨がグニャっと曲がり、コンクリートが崩れ落ち、言葉にならない光景が続いていました。

大槌町社協に到着後「大槌町被災状況と現状」と題したDVDをみながら職員さんから説明を受けました。「震災直後は混乱し何をしていいかわからない状況だった、2週間後に他県からの支援が入り、その社協職員から「適当でいいよ」と肩をたたかれた時、一気に気持ちが楽になった」との話が印象的でした。現在、48か所の仮設住宅に約4,000人の方々が生活して見えますが、今後は行政を主体としていかに復興に向けて動いていくか、一緒に町作りをしていく地元ボランティアをいかに育てていくかが重要な課題となっているとの事でした。

その後、仮設の小学校で町民さんと一緒に「地域復興町作り懇談会」を拝聴させていただきました。今後海岸地区には住めないため、5年後を目途に住宅ゾーンに移り住むことになりますが、買い上げが進んでおらず、この先町がどうなっていくか、なかなか見えてこないとの事でした。

24日(土)は町内を一望出来る城山に登りましたが、土台だけが延々と続く風景は、どこまでも遮るものがなく、朝の穏やかな海に続いていました。丘の上に阪神大震災の時に灯った「希望の光」が移され静かに揺れていました。大槌町の方々の「ふだんのくらしのしあわせ」が1日でも早く戻るように祈らずにはいられませんでした。

駒田香子

posted by 居宅支援係|2012-11-28 (水)更新| ブログComments(0)|

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